《最高の組織》読了レビュー

  • 2019.05.04

先日ペア読書をして、「最高の組織」を読みました!レビューしますね。

この本は1冊10分で読める本の要約サービス「flier」というサービス創業者である大賀さんの本です。

flierはビジネスパーソン向けの本(自己啓発本から雑学本もある)を要約して公開しているサイトです。登録していなくても読める要約もあるので、気になる方はアクセスしてみてくださいね〜!
無料で読める要約 | 本の要約サイト flier(フライヤー)

要約を読むと本を買いたくなるかも…

章の構成

第1章 あらゆる組織が直面する課題
第2章 これからの成長組織が向かうべき方向性
第3章 人材採用と人材育成の心得
第4章 これからのリーダーシップとは
第5章 新しい組織論を適用したフライヤーの運営方針
第6章 社会への提言

面白かったのは第3章「人材採用と人材育成の心得」。

この本を手に取ったのは、私自身がここ何年か現場担当として新卒採用面接官を経験させていただいているからです。限られた時間で合否を決めるのって本当に難しいんですよね。

全体としての評価は「星3.5」といったところです。

すごくいい内容なんだけど、経営側ではないサラリーマンには手が出しにくい組織の問題について深掘りされており、うううーんとなってしまったためちょっと辛めです。

とはいえ、立場はともかく、こういった考え方を持って小さいところから改善すべし!ですね。

そして、さすが本の要約サイトの代表が書いている本なだけあって、「はじめに」にはこの本の要約が書かれています。
私は要約だけでは我慢できないタイプですが(自分で全部読みたい)。時間がない人には要約って便利なのかもしれない。

それでは、以降気になったところをメモしていきます。

世の中に多く存在する残念な組織

第1章は若干誇張しすぎか?とは思うけれど心に響くところはありました。著者によると、社会人は今のままでいいのか?この会社が自分のいるべき場所なのか?2度悩むといいます。

社会人1年生の悩み
自分の生き方よりも、会社の利益が優先される。(中略)1回しかない人生なのに、このまま会社の歯車として行きていくような人生を自分は望んでいるのだろうか、と

私自身は、「歯車」とまでは思わなかったけれど、仕事ってこんなものかと言う風に感じたことはありますね。
最近面接をやっていて時折学生からの質問として、「入社前に思い描いていたことはできましたか?」とか「入社前と後のギャップはなんでしたか?」って聞かれることがあります。

正直なところそこまで真摯に社会人になることに対して思いがなかったので、「自分の生き方」なんて素敵なものはなく、まあこんなものかーと悩むこともなく通り過ぎて行ったのが正直なところで、答えに窮する質問です。

ただ、最近の若い人にとって、「自分らしく生きる」ことが良いと言うような風潮だからきっと悩むんだろうなあと感じます。若年離職率も高くなってきていますしね。

社会人順風満帆なタイミングの悩み
上の世代を見渡してみると、心から幸せそうにしている人はほとんどいない。(中略)いざ自分に目を向けると、このまま努力を続ければ課長か部長くらいにはなれるなもしれない。(中略)このままこの会社で働いて今の上司のようになることが、学生の時に描いた幸せな人生だったのだろうか、と。

こっちの方が私の世代としては近いかもしれません。

会社の昇進面接で、「どんな上司になりたいか?」と言う質問を受けたことがありますが、ないんですよね。具体例はどこにもありません。

ロールモデルが欲しいと思ったことはないですし、先ほど書いた通り、学生の時に描いた幸せな人生なんてものはないので、本に書かれているような感じがドンピシャではありません。だけどまあ、このままでいいのか?と言う気持ちはいつも、もちろんあります。

著者はそもそもこのような悩みを持たせてしまうような、「現実に引き寄せてしまうマネジメント」は止めるべきだといいます。

ピラミッド組織への対策・・・は難しい

じゃあ、どんなマネジメントがいいのか?

多くの日本企業はいわゆるピラミッド型の組織になっているけれど、上層部に能力のない人がいると、ボトルネックになって組織全体としてパフォーマンスが出なくなってしまうと著者は言います。
そんなピラミッド組織への対策として3つ書かれていました。

・採用に最大限力を注ぐ
・組織長の人事に最大限配慮、人の育成や良さを引き出すことに長けた人材
・部門長以外の役職をできるだけなくす

これを読んで思ったことは、2つ目と3つ目は完全にトップダウンで実施する内容だと思ったんですね。

採用は少しマシかもしれませんが、著者のお勧めする採用方法を取るならば(最初に代表取締役面談をする)やはりトップダウン。
内容としてはなるほどー!って思うけれど、実際に1サラリーマンが採るべき行動に落とすにはちょっと難しいなあと感じました。

多くの大企業はどうすればいいんだろう。

主体性の強い組織の成立条件

強い組織の成立条件については、会社全体のような大きなものは難しくても、自分のチームであればやれることもあるなと思いました。

・メンバーがお互いを信頼している
・お互いの理解を深める。自分の生き方を主張できる。

そして、「トップは責任を取る覚悟があり、それを伝えている」と言うのもポイントだと思います。伝えていかないと、伝わらないですもんね。

人材採用の心得

採用をやっていて思うのはスキルとか志望動機とかはあまり気にならなくて、会社のことが好きになってくれそうか(会社を理解してくれているか、仕事の内容が合いそうか)、一緒に働いたら楽しそうか(一緒に成長してくれそうか)、と言うのがいつも気になっています。

ですので、本に書かれていた以下、

カルチャーフィット>ポテンシャル>>スキル

という記載にああ、これか!と思いました。

ちなみにフライヤーでは?最初にトップ(代表取締役)が面接するとのことです。普通と逆ですね。

メリットを以下のように挙げています

異能の人を採用できる
→通常の面接では、欠点の少ない人が通過する傾向にある

採用に関わる人のモチベが下がらない
→面接でOK出しても後工程の○○部長がNGだすなんてしばしば。そして個人的にモチベーションが(下がらないけど、)上がらないのは、面接した人がどの部門に行くかには全く関われないこと。

トップの人を見る目が養われる
→面接担当官も気を使います。

参考になるなと思ったのは以下。

・カルチャーフィットの確認のため、雑談多目。
・自己PRや志望動機は聞かない
・自社の課題をオープンにはなし、会社を成長させるために何をすべきか聞く。
・会社で何をしたいか聞く

3つ目、4つ目は確かにそうですよね、型にはまった面接をするのではなく、こういった質問を聞いてみるのもいいなあと感じました。実践してみます!

ちなみにこの章では「やりがいがあれば報酬は少なくても良いのか?」と言う節もあります。大賀さんはここにはNOと答えています。適切な報酬っていうのがどのラインなのかは難しいけれど、私自身は謎の使命感に頼られたり、やりがいを搾取されていると感じるとすごくモチベーションが下がるタイプなので、共そうだよなあと感じました。

これからのリーダーシップとは

かっこいい章タイトル!あなたは合理的でしょうか、情熱的でしょうか?私はどちらかというと合理的な方が好みだけど、つい直情的に活動してしまう方です。

この本ではどちらも同居させるのが良いと書かれています。
そして同居させるためには「自分を常に高める努力を怠らないこと」とのこと。

フライヤー起業物語と社会への提言

こちらは是非、本を読んでいただけたらいいと思います。

起業に対してはとても泥臭い内容がうっすら滲んでいますし、(そもそもビジネスモデルを思いつく→すぐに行動する、が本当に素晴らしいです)大賀さんの日本が好きだという気持ちも伝わってくる章です。具体的な提言の中では「解雇規制」にも触れられています。

そして、フライヤーの展開の1つとして語られている「読書会をコアとしたコミュニティの構築」、とっても楽しみにしています。

ペア読書をいろんな人とやりたい

ところでペア読書、すごく面白いので、いろんな人とやってみたいのですが、なかなかプラットフォームがないですよね…いい案がないかなあ。

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